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浦和DF槙野 目下、B級ライセンス取得へ猛勉強中 上半身強化との「二刀流」明かす

[ 2020年5月4日 15:50 ]

オンライン取材に応じた浦和DF槙野
Photo By 提供写真

 新型コロナ禍の影響で活動を自粛している浦和のDF槙野智章(32)が4日、テレビ電話アプリ「Zoom」での取材に応じ、現在は主に午前がトレーニング、午後をB級ライセンス取得に向けた勉強に充てるなど「二刀流」に励んでいることを明かした。

 元々、現役引退後は監督業を目標にしている。「現役のうちに(指導者ライセンスの)B級は取っておきたい。サッカーに生きて来た人間なので引退後でも一番、力を発揮できるのはピッチの脇かなと思う」。現在、自宅のパソコンでも授業(指導者ライセンスのB級講習会)ができるようになり、猛勉強中という。

 一方、午前は週3度のペースで行われるチーム全体でのオンライン・トレーニング。プラスアルファとして上半身の強化に取り組んでいる。特にサンプドリアの日本代表DF吉田麻也との連絡を取り合う中でどこを太く、大きくするか、ヒントを得た。首、胸の厚さは以前にも増してたくましくなり、開幕時のユニホームが「今はパツパツです」とうれしそうに話した。

 また槙野と言えば、自身のSNSで発信する“オモシロ動画”が米国のESPNでも特集されるなど、コロナ禍による自粛中のサッカーファン、サポーターを楽しませている。選手全体でも新たな取り組みを提案。「レッズにかかわる方に喜んでもらおうと、試合に勝利した後に歌う『We Are Diamonds』を全員でパートごとに分けてファン、サポーターの皆さんに届けたいと思ってます」

 Jリーグではまだ再開のめども立っていない厳しいシーズン。槙野は今月11日、33歳になる。今季は開幕戦でベンチスタートとなったが、日々、槙野らしくトレーニング、勉強に前向きな時間を過ごしている。「いい危機感は感じています。やっぱり試合に出てナンボ。再開した時にベンチでくすぶってるわけにはいかないというところは練習でも試合で起用していただいたときでも出していかないといけない。まだ世代交代の波に飲まれるわけにはいかない」と力強く話した。

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2020年5月4日のニュース