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1万人の大観衆!本田 ブラジル名門“救世主”として熱き歓迎に驚き「とても感激」

[ 2020年2月10日 05:30 ]

<ボタフォゴ入団会見>地元サポーターから熱烈な歓迎を受けた本田(右手前)(AP)
Photo By AP

 ブラジルの名門ボタフォゴに新加入した元日本代表MF本田圭佑(33)が熱狂的な歓迎を受けた。

 8日にリオデジャネイロの本拠地ニウトン・サントス競技場で行われたお披露目。背番号4のユニホームに初めて袖を通した本田が目にしたのは、スタンド上段まで埋め尽くした約1万人の大観衆だった。鉢巻き姿で日の丸を振るサポーターの大歓声と応援歌に手を振って応え、リフティングや左胸のエンブレムにキスをするパフォーマンスも披露した。

 この熱狂ぶりが決め手だった。お披露目に先立って行われた入団会見で「欧州やアジアからオファーがあり、何が自分にとって最適かを考えた。(ボタフォゴの)人々の情熱が決断させた」と説明。サポーターは「本田さんボタフォゴに来て」とネットで獲得運動を展開し、7日に到着した空港には約2000人が駆けつけており「今まで見たこともない初めての経験だった。とても感激した。ミラノでもあそこまででなかった」と百戦錬磨の司令塔も驚くほどの歓迎ぶりだった。

 王国ブラジルで近年は低迷する名門の“救世主”として期待されており「プレッシャーは好きなのでワクワクしている。ブラジルサッカーの歴史で日本人は成功していない。チャレンジだけどやるしかない」。約5カ月後に迫った東京五輪出場を見据え、本田の新たな挑戦が始まる。

 ▽ボタフォゴ 1894年創設。フラメンゴ、フルミネンセ、バスコダガマとともにリオデジャネイロの4大クラブに数えられる名門で、FWガリンシャを擁した1950~60年代が黄金期。主なタイトルは95年のブラジル全国選手権、68年のブラジル杯。リオデジャネイロ州選手権は優勝21回。昨年の全国選手権は1部20チーム中15位。今季リオデジャネイロ州選手権は第5節を終え3勝2敗。

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