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リバプール 初の世界一 フェルミノ2戦連続決勝ゴール 来季は南野とV2だ

[ 2019年12月23日 05:30 ]

クラブW杯 決勝   リバプール1―0フラメンゴ ( 2019年12月21日    カタール・ドーハ )

サッカークラブW杯で優勝し、喜ぶリバプールの選手たち
Photo By ゲッティ=共同

 クラブW杯最終日は21日、ドーハで決勝が行われ、欧州王者のリバプール(イングランド)が南米覇者のフラメンゴ(ブラジル)を延長の末に1―0で下して優勝した。前身大会を含めて初のクラブ世界一に輝き、クラブW杯は7年連続で欧州代表が制した。延長前半9分にブラジル代表FWフィルミノ(28)が2試合連続となる決勝ゴール。優勝賞金500万ドル(約5億5000万円)で、大会最優秀選手にはエジプト代表FWモハメド・サラー(27)が選ばれた。

 欧州王者6度の名門に、新たな勲章が加わった。リバプールが38年前に敗れた因縁の相手を延長の末に下し、初めてのクラブ世界一。クロップ監督は「最高の試合ではなかったが、勝利には十分値した。本当に信じられないくらいうれしい」と表彰台で跳び上がって右拳を突き上げた。

 来年1月1日に加入する日本代表MF南野拓実の同僚となるスターたちが、延長で決着をつけた。0―0で出迎えた延長前半9分、FWフィルミノが決勝ゴール。昨季、14季ぶりに欧州制覇の原動力となった鋭い速攻でセネガル代表FWマネのパスを受けると、冷静にフェイントを入れて相手2人を引きつけて右足でゴールへ流し込んだ。

 2季連続プレミアリーグ得点王で今大会MVPに輝いたエジプト代表FWサラー、マネ、フィルミノの強力3トップを筆頭とする世界一軍団で、南野はポジション争いに挑むことになる。クロップ監督は米スポーツ専門局ESPNで南野について「我々が必要とするタイプの選手。全ての攻撃ポジションでプレーできるし、おそらく8番(中盤)もできる」と幅広いポジションで起用する考えを示し「元気な選手が必要。競争ではなく選択肢。メンバー入りするドアは広く開かれている」と話した。

 年末年始は過密日程が続く上に攻撃的MFのオクスレードチェンバレンが後半に負傷交代しており、その穴埋めに南野が起用される可能性は十分。欧州CL連覇と首位を快走する国内リーグで30季ぶりの優勝を目指す強豪に、いよいよ日本のエースが合流する。

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