×

J3沼津 新監督候補を今井雅隆氏に一本化 J2山形ユース監督、育成力を評価

[ 2019年12月19日 05:00 ]

 J3沼津の来季新監督候補が、清水市(現静岡市清水区)出身でJ2山形ユース監督の今井雅隆氏(60)に一本化されたことが18日、分かった。

 今井氏は現役時代はGKで活躍し、31歳で当時JSLの本田技研(現JFLホンダFC)監督に就任。フィリピン、マカオ代表、J2福岡、徳島などの指揮官を歴任した。10年から現職で、14年には天皇杯全日本サッカー選手権大会初出場に導くなど若手育成も評価されてきた。

 沼津は吉田謙監督(49)が12位だった今季限りで退任、J3秋田の監督へ転出したが、若手育成を実践した「吉田アスル」を高評価し、継承者を探していた。

 県出身者で、各世代の指導で手腕を発揮する今井氏は適材。関係者は「中山雅史選手、伊東輝悦選手らレジェンドが現役を続け、生きる教材となっている。加えて基盤をより強固にする監督が必要だった」と説明した。

 既に今井氏を支援する形で、補強にも着手。沼津では異例となる新卒選手や他クラブユース出身選手獲得の計画もある。

 J3で4年目の来季は、静岡色も豊かな「今井アスル」で幕を開けることになりそうだ。 

 ◆今井 雅隆(いまい・まさたか)1959年(昭34)4月2日生まれ、清水市(現静岡市清水区)出身の60歳。興津中から自動車工(現静岡北)へ進み、国体優勝を経験。国士舘大を経て本田技研で7年間プレーした。ポジションはGK。磐田のコーチ、同サテライトの指揮を執った経験もある。

続きを表示

2019年12月19日のニュース