×

元日本代表MF明神智和が現役引退「プロサッカー選手として求められるものに応えられない」

[ 2019年12月2日 13:39 ]

現役引退を発表した元日本代表で長野MFの明神智和
Photo By スポニチ

 J3長野は2日、元日本代表MFで同クラブに所属する明神智和(41)が今季限りで現役引退することを発表した。

 明神はクラブを通じ、「今シーズンをもって現役を引退することを決意しました。チームからは来年も選手契約のお話をいただいたのですが、プロサッカー選手として求められるものに応えられないと感じ、引退という決断に至りました」と引退を決意した経緯を報告。「最後までチームの一員として戦いたい気持ちが強く、発表をシーズン終了後にしようと思っていました。一方で、24年間を振り返る中で、関係者やファン・サポーターの皆様には前もってお知らせするべきではないかとも考え、最後まで悩みましたがこのタイミングでの発表とさせていただきました」と発表のタイミングについても触れ、「この場を借りて、今までお世話になった柏レイソル、ガンバ大阪、名古屋グランパスの関係者の皆様にも心より感謝申し上げます。各クラブでキックオフの笛から試合終了の笛が鳴るまで全力でピッチを走りまわり、プレーできたことは僕の誇りであり財産です」と感謝。「24年の選手生活、たくさんの出会いに恵まれ、多くの方々に支えられてここまで現役を続けることが出来ました。本当にありがとうございました」とつづった。

 なお、本人の希望により、8日のホーム最終戦を含め「引退セレモニー」は行わないという。

 明神は柏で10年間、G大阪で10年間プレーし、名古屋で1年、2017年から長野で3年間プレー。今季はリーグ戦8試合に出場(0得点)した。

 リーグ戦の通算成績はJ1が497試合26得点、J2が20試合0得点、J3が38試合0得点。日本代表としては2002年のワールドカップ(W杯)日韓大会に出場するなど、国際Aマッチ26試合に出場して3得点をマークしている。

 明神のコメント全文は以下の通り。

 今シーズンをもって現役を引退することを決意しました。

 チームからは来年も選手契約のお話をいただいたのですが、プロサッカー選手として求められるものに応えられないと感じ、引退という決断に至りました。最後までチームの一員として戦いたい気持ちが強く、発表をシーズン終了後にしようと思っていました。一方で、24年間を振り返る中で、関係者やファン・サポーターの皆様には前もってお知らせするべきではないかとも考え、最後まで悩みましたがこのタイミングでの発表とさせていただきました。

 AC長野パルセイロをJ2に上げる。そのことだけを考えてプレーしてきましたが、達成することができず本当に申し訳ない気持ちです。J2に上がり、違う景色を皆様と見たかったです。ただ3年間、AC長野パルセイロのユニホームを着て、AC長野パルセイロのエンブレムのために戦い、長野Uスタジアムでプレーできたことはとても幸せでした。バスでスタジアム入りする時に聞くチャントが特に大好きでした。この3年間で出会い、お世話になったすべての皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

 この場を借りて、今までお世話になった柏レイソル、ガンバ大阪、名古屋グランパスの関係者の皆様にも心より感謝申し上げます。各クラブでキックオフの笛から試合終了の笛が鳴るまで全力でピッチを走りまわり、プレーできたことは僕の誇りであり財産です。

 24年の選手生活、たくさんの出会いに恵まれ、多くの方々に支えられてここまで現役を続けることが出来ました。本当にありがとうございました。

 明神智和

続きを表示

2019年12月2日のニュース