×

横浜FC、13年ぶりJ1昇格! カズ&俊輔ら総力戦で昨季の悔しさ晴らす

[ 2019年11月24日 15:54 ]

明治安田生命J2リーグ 最終節   横浜FC2―0愛媛 ( 2019年11月24日    ニッパツ )

<横浜FC・愛媛>後半7分、斎藤功がゴールを決める(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 明治安田生命J2リーグは24日、各地で最終節の11試合が行われ、2位の横浜FCはホームで愛媛と対戦し、2―0で勝利。勝ち点を79に伸ばして自動昇格となる2位が確定し、2007年以来、13年ぶりとなるJ1昇格を決めた。

 前半31分、右CKからMF中村俊輔(41)がクロスを供給し、ゴール前の競り合いによりFW皆川佑介(28)が倒されてPKを獲得。倒された皆川自身がキッカーとなり、右足のインサイドでキックを放つと、相手GKが逆をつかれてゴール右サイドにボールが吸い込まれた。今年7月に広島から移籍してきた皆川の今季初ゴール。大事な一戦でチームを救う貴重な先制弾となった。

 さらに後半7分には斎藤功佑(22)が左足で押し込んで追加点。斎藤は3試合ぶり、今季3得点目のゴールとなった。その後も勢いを止めることなく攻め続けた横浜FC。中村が5試合連続スタメン、終盤には52歳のFW三浦知良が今年4月7日の福岡戦(ニッパツ)以来231日ぶりの出場をするなど総力戦で勝利をつかんだ。三浦は今季3試合目の出場で、自らが持つJ2最年長出場を52歳8カ月29日に更新した。

 横浜FCは昨季、自動昇格の2位と勝ち点で並んだものの、得失点差で下回り、その後のプレーオフで敗れてあと一歩で昇格を逃した。今季は開幕から2連敗でスタートし、シーズン序盤は苦しい展開。それでも6月29日の岡山戦から8月4日の福岡戦まで7連勝を記録するなど、同31日には2位に浮上した。その後は大宮、山形と自動昇格をかけて激しい争いを繰り広げた横浜FC。4連勝で今季最終戦を迎え、見事、勝利を収めて昨季の悔しさを晴らした。

 大宮は金沢と1―1で引き分けて勝ち点75で3位。6位までの徳島、甲府、山形とともに12月1日からのJ1参入プレーオフに回る。

続きを表示

この記事のフォト

2019年11月24日のニュース