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浦和 ACL3度目Vへ FW興梠 誓ったアジア制覇と得点王“2冠”「優勝したい」

[ 2019年11月24日 05:30 ]

ACL決勝戦第2戦を前に記者会見する興梠
Photo By スポニチ

 史上初となる3度目のACL制覇を目指す浦和は24日、アルヒラル(サウジアラビア)との決勝第2戦を戦う。エースFW興梠慎三(33)は0―1とリードを許した敵地での第1戦とは「別の顔」を見せることを予告。2点差で追う今大会の得点王とアジア制覇の“2冠”に照準を定める。

 胸が熱くなった。運命の決戦前日。異例のフル公開となった公式練習には冷たい雨の中、約600人のサポーターが駆け付け、360度を横断幕で囲まれた。「この雨の中、たくさんの人が来てくれて…。この人たちのためにも優勝したい」と興梠。さらに優勝への思いを強くした。

 「明日は全く別人になると思う」。敵地の第1戦は0―1。守備に追われる時間が多くシュートも0本に終わったが、あくまでアウェーでの姿。90分で優勝を決めるには2点以上が必要だ。「前から行くけどバランスは崩さない。ハードワークします」。相手エースのゴミスを2点差で追う今大会得点王も当然、視野にある。

 「逆転」こそ浦和の十八番だ。決勝トーナメント初戦に敗れたケースは4度あり、その全てに逆転勝利している。今季も6月の蔚山戦は初戦の1―2から3―0と大逆転。槙野は「これまでも奇跡の逆転を成し遂げてきた。0―1はマイナスと思っていない」と笑った。過去の実績、経験に裏打ちされた自信があふれていた。

 会見ではサウジアラビア報道陣の“けん制”もかわした。「初戦でジョビンコに強く当たっていたが、ケガさせる意図があったか?」と侮辱的な問いにも興梠は「考えたこともない」とサラリ。「槙野が負傷したとの情報があるが?」との質問には大槻監督が「それはいい情報ですね」とさらに陽動した。戦いは既に始まっている。

 ◆アルヒラルルチェスク監督
 持っている力を存分に発揮したら勝つことができる。タフな試合になると思うが、優勝という目標へ一丸となって戦いたい。

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