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神戸 古橋弾でJ1残留確定 今季10得点目「気持ちで押し込めた」

[ 2019年11月24日 05:00 ]

明治安田生命J1リーグ 第32節最終日   神戸1-0C大阪 ( 2019年11月23日    ノエスタ )

前半、シュートを放つ神戸・古橋(右)
Photo By スポニチ

 神戸はホームでC大阪を1―0と下し、J1残留を確定させた。親善試合ベネズエラ戦で日本代表デビューを飾ったFW古橋亨梧(24)が決勝弾。今季10得点目で阪神ダービーの白星をたぐり寄せ、代表選手としての存在感を見せつけた。

 イニエスタも認める快速FWが、代表帰りで勝負を決めた。0―0の後半31分、日本代表MF山口のパスを受けた古橋が、トラップから巧みにボールを持ち出し、左足を一閃(いっせん)。ネットを揺らすと、20日に第4子が誕生したFW藤本のために揺りかごダンスで喜んだ。

 「蛍さん(山口)に凄くいいパスをもらえたので。きっちり止めることができて、気持ちで押し込むことができた」

 これが今季10得点目で、自身にとってJ1で初めての2ケタ得点を達成。神戸の残留を確定させるゴールにもなった。

 これまで年代別も含め代表とは無縁だったものの、19日の親善試合ベネズエラ戦で国際Aマッチデビュー。「“そこで出てくるか”というところから足が出てきた」と世界のレベルを味わい、「あの感覚は忘れてはいけないし、あれが今後のベースになる」と言った。日の丸を背負った経験は、かつてないほどの刺激だった。

 名手イニエスタから「決定力のある良い選手で、いつも成長することを望んでいる」と称される24歳。ビジャ、イニエスタ、ポドルスキの「VIP」トリオも8カ月ぶりにそろい踏みし、神戸は最低限の目標である残留を決めた。勝ち残っている天皇杯を制するために、この勢いを元日まで持続させる。

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2019年11月24日のニュース