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仙台 3バックの“奇策”実らず2失点…残留争いから抜け出すことできず

[ 2019年11月2日 18:35 ]

明治安田生命J1第30節   仙台0―2神戸 ( 2019年11月2日    ノエスタ )

 仙台は“奇策”が実らなかった。従来の4バックシステムから3バックに変更。だが2失点を喫し、残留争いから抜け出すことはできなかった。

 「神戸はウイングバック、2シャドーが飛び出してくる。(ボランチの)山口蛍選手も飛び出してくる。人数が多くて脅威であり、4バックでスライドしながら(自チームの)ボランチを後ろ向きに走らせるよりは、前向きに構えて相手を吸収しようとした」。渡辺晋監督(46)が意図を説明したように、守備では「2週間準備してきて狙いの多くを表現できた」。だが後方に人数を割いたため「1トップのシュン(長沢駿)を孤立させてしまった」と攻撃で活路を見出せなかった。

 順位は12位で変わらなかったが、3日の湘南―G大阪の結果次第ではJ2降格圏16位とは勝ち点3差にまで縮まる。指揮官は「切り替えて、次のホーム戦(10日、清水戦)に臨みたい」と気丈に話すのが精一杯だった。

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2019年11月2日のニュース