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来季J育成リーグ創設 若手の試合環境整備へ地域5ブロック20クラブ予定

[ 2019年9月4日 05:30 ]

 Jリーグが来季から新たな「育成リーグ(仮称)」創設の準備を進めていることが3日、分かった。来夏には東京五輪も控える。若手強化策の一環として公式戦に近い形での試合環境を整えようとするもの。この日、各クラブの強化担当者との会議でも新たな議論が重ねられた。

 関係者によれば、参加はACL出場やU―23のセカンドチームを持つFC東京、G大阪、C大阪を除くJ1勢にJ2から希望クラブを加え、20クラブ程度を予定。移動負担などを考慮し、地域別に5ブロックに分けてリーグ戦を実施。最終的にはプレーオフも開催、優勝を争う構想もあるという。

 Jリーグでは7月の契約者担当会議で「U―21リーグ」創設を提案するも、大半のクラブから来季からの導入には時期尚早として反対の声が上がった。だが「21歳以下」の枠を取り払い、規制緩和したことで計画は進捗(しんちょく)。また「U―21リーグ」創設は3年後の開幕を目指す方針という。

 育成、若手年代の強化や試合環境の整備は日本サッカーの最重要テーマ。16年リオ五輪前の14~15年にはJリーグ・U―22選抜をつくり、J3に参戦したが「育成リーグ」となれば、より幅広く継続的な強化につながるはず。23歳以下で臨む東京五輪は来夏。新リーグは強化、発掘のラストスパートとなる。

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2019年9月4日のニュース