FC東京・渡辺　名古屋戦のキーマンに!?元ブラジル代表FWジョーとの対峙も「勝ちきりたい」

ＦＣ東京ＤＦ渡辺剛
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　リーグ首位を走るFC東京は29日、都内で30日の名古屋戦に向けて非公開でトレーニングを行った。ラグビーW杯の影響で本拠の味の素スタジアムを使用できず、24日の札幌戦から8戦連続でアウェーでの試合を戦っている。

　“地獄のロード”の1戦目は1―1の引き分け。最低限の勝ち点1を得て臨む2戦目はお得意様との対戦だ。FC東京は15年から対名古屋で6戦負けなし（4勝2分け）。今季も日本代表FW永井謙佑（30）の得点で1―0と勝利している。

　キーマンになる可能性があるのが、大卒ルーキーのDF渡辺剛（22）だ。前節の札幌戦では190センチの元イングランド代表FWジェイ（37）と互角以上に渡り合い、J1初ゴールも記録。「ジェイ選手に引っ張られて最終ラインを下げたら、全体が重くなっしまう。怖がらずに高く保って、裏へのボールは自分のスピードを活かして防げばいいと思っていた」。日本代表とU―22日本代表を兼任する森保一監督（51）が視察に訪れる中、センターバックの一角として堂々としたプレーを披露した。

　名古屋には元ブラジル代表FWジョー（32）がおり、渡辺は2試合連続で強敵と対峙（たいじ）する。「デカくて、足下の技術もある。たぶん自分がマッチアップすることになると思うが、空中戦と地上戦のどちらもケアしないといけない。いろんなことを考えても仕方ないので、自分のできることを名古屋戦で出したい」。17日のホーム広島戦からリーグ2試合連続で失点しており、責任をひしひしと感じている。まずは無失点、そして勝ち点3獲得へ。「勝ちきりたい」と意気込む22歳が“堅守”を体現し、リーグ優勝への道を照らす。