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鹿島、広州恒大に敵地0―0ドロー 頭脳的堅守で4強前進

[ 2019年8月29日 05:30 ]

ACL 準々決勝第1戦   鹿島0―0広州恒大 ( 2019年8月28日    広州天河 )

前半、シュートを放つ鹿島・セルジーニョ(共同)
Photo By 共同

 連覇を狙う鹿島は、第1戦のアウェー広州恒大(中国)戦に0―0で引き分けた。GK権純泰(クォンスンテ、34)を中心にしぶとく守り切り、過去決勝トーナメントで日本勢に全勝してきた相手を完封した。4強入りを懸けたホームの第2戦は9月18日に行われる。

 完全アウェーの敵地で引き分け、第2戦に向けて最低限の結果を残した。気温35度、まとわりつくような湿気。MF三竿が「今までで一番キツかった」と話す気候の中で、ゴールを割らせなかった。

 相手は中国国内リーグ首位の強豪。23試合でリーグ最多54得点と、元バルセロナのMFパウリーニョらを中心に屈指の攻撃力を誇る。枠内シュートはチームの倍の6本を放たれたが、完封。好セーブを連発したGK権純泰は「無失点でアウェーの試合を終えられて少し満足している」と振り返った。

 一方で攻撃陣は不発だった。体力を消耗してオープンなスペースが生まれた後半は、この日が21歳の誕生日だったFW上田が途中出場。MF土居のスルーパスに抜け出してゴールに迫ったが、GKのセーブに阻まれた。

 4強入りを懸けた第2戦は来月18日に行われる。中国勢とのホームでの対戦は9勝1分けと無敗を誇る。「GK含めディフェンス陣が頑張ってくれた。第2戦では攻撃陣が応えたい」とFW伊藤。本拠で下し、連覇へ突き進む。

 ▼鹿島大岩監督 アウェーゴールを一つ取りたかったが、この過酷な状況で選手はよくやってくれた。

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2019年8月29日のニュース