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レアル久保、初のフル出場で存在感 昇格期待する声続出

[ 2019年8月16日 05:30 ]

親善試合   レアル・マドリードB0―3クルトゥラル・レオネサ ( 2019年8月14日 )

Bチームでフル出場した存在感を見せた久保(中央)
Photo By ゲッティ=共同

 レアル・マドリードの日本代表MF久保建英(18)は14日、Bチームの一員として3部クルトゥラル・レオネサとのプレシーズンマッチで移籍後初のフル出場を果たした。試合は0―3で完敗したものの何度も好機を演出し、存在感を発揮。また9月の親善試合パラグアイ戦、W杯アジア2次予選ミャンマー戦でのA代表招集も濃厚となった。

 久保だけが「別格」の輝きを放っていた。前半10分、緩急をつけた縦の突破から左足でシュートを放つ。同17分には2人にマークされながらも一瞬の加速で右サイドを突破。横パスで味方のシュートチャンスを演出した。ラウル監督が指揮するBチームで移籍後初のフル出場を果たし圧巻の存在感を見せた。

 試合を放送した「レアル・マドリードTV」の解説は「久保がボールを持てば何かが起きる」と絶叫。地元紙アスでは「マドリード(トップチーム)の右サイドに久保の居場所は本当にないのか?」との見出しを付け、「電撃的な切れのいいプレーをした」と報道。試合は0―3の完敗、久保の放った4本のシュートも止められたが、トップ昇格を期待する声が続出した。

 バリャドリードへの期限付き移籍が有力視されるなど去就も注目される久保だが、9月にはA代表招集も濃厚となった。複数の関係者によればU―22日本代表の遠征メンバーには入らず、A代表として初めてのW杯アジア2次予選を戦う見通し。進化する18歳の勢いは止まらない。

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2019年8月16日のニュース