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FC東京・東 7日、神宮で始球式、灼熱のグラウンドで投球練習「バシッと真ん中に投げる」

[ 2019年8月6日 18:37 ]

始球式に向けて投球練習を行うMF東慶悟(提供:FC東京)
Photo By 提供写真

 リーグ首位を走るFC東京のMF東慶悟(29)が、足技だけでなく投球でも魅せる。7日に神宮球場で行われる東京ヤクルトスワローズ―阪神タイガースの始球式に登板予定。野球好きだという主将は「野球ファンの方々がサッカーも見たいと自分のピッチングで思うかどうかは分からないけど、いいボールを投げて、FC東京と東慶悟の名前を覚えて帰ってもらえたらと思う」と全力投球を誓った。

 チームは6日、公開で10日のホーム仙台戦に向けたトレーニングを行った。その後、東はグラウンドに残って投球練習を開始。酷暑の中、捕手役を務めたU―22日本代表GK波多野豪(21)を座らせて投げ込んだ。時に集まった報道陣にストレートやスライダーの握り方を教わり、40球近い熱投。その中でチームスタッフを左打席に立たせ、「絶対に当ててはいけないと思うし、人が立つと全然違う。ただ、右に立ってもらった時と比べて、左に立った方が投げやすかった」と阪神の一番打者として予想される近本光司(24=阪神)を相手にするイメージを膨らませた。

 自身にとっては初の硬球。しかし、徐々に感覚を掴み「楽しかったし、いつも足を使ってプレーしているので新鮮味があった」と笑顔をみせた。さらに「(野球を)TVで見るし、小学生の時はサッカーの練習がない日に友人と公園で野球をして遊んでいた」と幼少期を振り返り、「夢というか、一回は(始球式を)やってみたいと思っていた。ミクシィさんに感謝したいし、いい機会を作っていただいたので、しっかりとしたボールを投げたい」と意気込んだ。

 目指すはストライク投球。あえて目標とする球速の設定はしなかった。「優先順位的にはストライクを取りたい。速さよりも、バシッと真ん中に投げること。最初はマエケン体操をやろうと思ったけど、あんまり変なことをして滑っちゃうのが一番良くない。投球に集中して、山なりのボールだけは避けたい」。お遊びは一切なし。マウンドからの景色を心待ちにした。

 ちなみに注目している選手を訊くと、「ベタだけど」と前置きして「エンゼルスの大谷翔平選手(25)ですね」と回答。日本球界では山田哲人(27=東京ヤクルトスワローズ)やウラディミール・バレンティン(35=同)の他に、以前に好きだった選手として同球団の元監督でもある古田敦也氏(54)の名が挙がった。
 今回の始球式はXFLAG(株式会社ミクシィ)がFC東京、ヤクルトスワローズとスポンサー契約を結んでいることが縁で実現。7日には東だけでなく、FC東京のマスコットでもある東京ドロンパも球場を訪れる。

 また、10日の仙台戦は『XFLAG Day』として来場者先着3万人にオリジナルステッカーをプレゼントされる(XFLAGはプロバスケットボールチームの千葉ジェッツもスポンサードしており、3チームによる連動施策『XFLAG SPORTS WEEK』を開催)。さらに小学生以下限定で、先着5000人は「キッズ用ベースボールシャツ」をゲットできる。

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2019年8月6日のニュース