C大阪　茂木　さらなる“成り上がり”を誓う「試合に出たい」

U－20W杯への抱負を語った茂木
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　U―20W杯ポーランド大会に臨むメンバーに選出されたC大阪のGK茂木秀（20）が9日、さらなる“成り上がり”を誓った。U―23チームでの練習後に取材に応じ、自身初となる代表での国際大会へ「メンバーに入っただけじゃなくて試合に出たい」と意気込んだ。

　中学からサッカーを始め、高校まで年代別代表どころか、地域の選抜とも無縁だった。だが、素質を買われてC大阪に加入。「人より何十倍も練習しないといけない」と覚悟を決め、井出大志GKコーチと猛練習を重ねてきた。並外れているのは練習量や身長だけでなく「パスタは大盛2皿を食わないと腹いっぱいにならない」という胃袋。プロに入って体重は15キロも増え、強さを身につけた。

　今回、A代表招集が見込まれるGK大迫（広島）、負傷したGK谷（G大阪）がメンバーから外れた。「自分にとってはチャンス。試合に出て、前回大会以上の成績を成し遂げたい」。東京五輪出場を目指す20歳が、ハングリー精神を生かして正守護神の座をつかむ。

　◆茂木　秀（もぎ・しゅう）　1999年（平11）1月15日生まれ、神奈川県出身の20歳。MKFCから桐光学園高に進み2017年にC大阪加入。J3で通算36試合出場。18年にU―19日本代表候補合宿に初めて招集された。1メートル95、80キロ。利き足は左。