×

トットナム、大逆転CL初決勝へ!ルーカス、奇跡の後半ハットトリック

[ 2019年5月10日 05:30 ]

欧州CL準決勝第2戦   トットナム3-2アヤックス ( 2019年5月8日    アムステルダム・アレナ )

この日3点目を挙げ雄叫びを上げるトットナムのルーカス(AP)
Photo By AP

 8日に1試合が行われ、トットナム(イングランド)が初の決勝進出を果たした。アウェーでアヤックス(オランダ)に3―2と逆転勝ち。2戦合計0―3で迎えた後半に元ブラジル代表MFルーカス・モウラ(26)がハットトリックをマークして同3―3に追いつき、アウェーゴール数で上回った。

 
 6月1日にマドリードで行われる決勝は、14季ぶり6度目の優勝を目指すリバプールとのイングランド勢対決となる。 

 劇的過ぎる決勝点は、目安の5分が示されたアディショナルタイムの5分1秒に生まれた。3点が必要となった崖っ縁の後半にハットトリックを達成。トットナムを大逆転突破に導いたルーカスは「このような瞬間を味わわせてくれるなんて、サッカーは本当に素晴らしい」と歓喜した。

 エースFWケーンの負傷離脱中に大仕事を果たした。前半は慣れないワントップで孤立したが、右ウイングにポジションを変えた後半に輝いた。0―2の同10分に速攻から1点を返し、4分後に密集から軽やかな足技で同点。最後はパワープレーからMFアリのパスに素早く反応し全て左足で3点を決めた。

 就任5年目のポチェッティーノ監督の采配も光った。後半から長身の元スペイン代表FWリョレンテを投入。前線へのロングボール攻撃に徹して押し込み、流れを変えた。「これは奇跡に近い。信じられない」と号泣したアルゼンチン人指揮官は「全員がヒーローだが、ルーカスはスーパーヒーローだ」と称えた。

続きを表示

2019年5月10日のニュース