町田　今季初の複数得点で快勝　暫定8位に浮上

　J2第9節福岡―町田戦が13日、博多の森陸上競技場で行われ、町田が2―0で勝利した。

　町田は前半18分、福岡のパスミスから作ったチャンスにFW富樫敬真が頭で決め先制。終了間際の後半43分には、途中出場のMF森村昂太が左足でネットを揺らし追加点をあげた。守っては相手の攻撃を0封する完勝劇に、相馬直樹監督は「選手たちが90分、自分たちから仕掛けた姿勢を称えたい。それが結果になって良かった」と納得の表情。「今季初の複数得点も取ることができた。次も自分たちから仕掛けられるよう準備したい」と話した。順位も14位から暫定8位に浮上した。

　一方、ホームで敗れた福岡は、DF実藤の体調不良もあり、急きょ採用した3バックが機能せず。ファビオ・ペッキア監督は「いいスタートが切れず、町田がやりたいサッカーをできて上だった」と肩を落とし、急造フォーメーションで「ポゼッションがうまくいかなかった」と言葉少なだった。勝ち点を伸ばせなかった福岡は17位から暫定19位に後退した。