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鹿島DF小田 右サイドバックで今季リーグ戦初先発が濃厚

[ 2019年4月13日 16:15 ]

 鹿島は14日、敵地でFC東京と対戦する。DF小田逸稀(20)は右サイドバックで今季リーグ戦初先発が濃厚。「僕も3年目ですし、試合にどんどん出て行かないといけない時期。明日の試合がそのきっかけになればいい」。チームの勝利を第一としながら、定着への思いを語った。

 ACLからの勢いをつなげる。9日の慶南(韓国)戦では、後半アディショナルタイムに右サイドの高い位置まで駆け上がり、山口のクロスを頭で落としてセルジーニョの決勝点をアシスト。0―2からの大逆転に貢献し、交代で入った直後のCKでマークを外して失点につながった失敗を帳消しにした。

 「“取り返さないといけない”という気持ちが強かった。去年スタメンで出ていた時期に途中から入ってくる選手のありがたみが凄く分かったので、途中から出たら、選手たちを助けてあげられるようにと思った」

 今季はサイドバックに負傷者が続出。先月、ベルギー1部シントトロイデンから小池が加入した。右サイドには、主将の内田が不在でも、正確なキックに定評のあるMF平戸がいる。ポジション争いは激しさを増している。そして、ケガ人が戻れば更に増す。
 「小池君が入ってくるということは、ポジジョン争いができる。でも、鹿島は特に常に勝たないといけないチームなので、新しい選手も入ってくるし、そういう競争の世界というのは分かっている。それに勝っていかないといけない」

 自身もシーズンの冒頭はケガで出遅れたが、今季公式戦初出場の慶南戦で一つ結果を残し、ようやく先発争いのスタートラインに立った。

 「ケガで苦しい時期もあったんですけど、他の人に比べれば全然、まだ僕はどん底ではない。このタイミングで上位の強いFC東京とやれるというのは、“持っているな”と思いますね。試合に勝てたら自分の評価にも繋がるし、ほんとに勝ちたいですね」
 今季リーグ戦は負けなしのFC東京。チームの今後をうらなう一戦は、小田自身の今後もうらなう一戦となる。
 

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2019年4月13日のニュース