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湘南・梅崎司 ルヴァン杯Vへ決意「優勝しないと意味がない」

[ 2018年10月15日 16:38 ]

 クラブ史上初めてルヴァンカップで決勝進出を果たした湘南のMF梅崎司(31)が誰よりも強く優勝を意識した。浦和時代の16年にルヴァン杯で優勝した経験もある。「優勝するため、ファイナリストになるために全力で戦った。サポーターやスタジアムの空気感も素晴らしく、みんなでつかんだ勝利だった」と、ゲームキャプテンを任されている梅崎は柏との準決勝を振り返った。

 アウエーの第1戦は1−1、ホームの第2戦も1−1で延長にもつれ込み、2−2からPK戦にもつれ込んだ。3人目で蹴った梅崎は失敗したが、他の選手が決めて勝利。「僕はみんなに助けてもらって仲間に恵まれたとすごく感じた瞬間だった。うれしいけど、優勝して初めて喜べる。優勝しないと意味がない」と、優勝へのこだわりを口にした。

 決勝戦は27日、場所は埼玉スタジアムだ。その前に20日にリーグ戦の札幌戦が控えている。「次の札幌戦はリーグの勝ち点ということでも大事だし、ルヴァン杯決勝戦のひとつ前ということでも、チームに勢いを付けないといけない。流れが大きい」と、直前の試合の大切さを強調した。

 ルヴァン杯準々決勝のC大阪戦の直前は、5試合勝利から遠ざかるなど不調だったが、長崎に3−1で快勝してきっかけをつかみ、C大阪を破ることができた。柏との準決勝の前に鹿島、川崎Fと厳しい試合が続いたが、鳥栖に1−0で勝って立ち直った。「直前のリーグ戦が大事。全力で札幌を倒して勝ち点3を奪い、決勝戦に懸けたい」と梅崎はいう。それがリーグ戦の間に行われるカップ戦で勝つ秘訣なのだ。

 決勝戦が先年まで所属していた浦和の本拠地・埼スタで行われるのも何かの縁。「感慨深い。ここ数カ月、それをイメージしていた。その瞬間を達成するだけ」と、梅崎は強調した。

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2018年10月15日のニュース