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森保監督“肉い”心遣い 槙野&大迫企画の焼き肉集会に「僕が払うよ!」

[ 2018年10月15日 05:30 ]

練習前に話をする槙野(左から2人目)らイレブンの輪に入る森保監督(右から2人目)(撮影・西海健太郎)
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 日本代表は16日、FIFAランク5位の強豪ウルグアイと激突する。森保一監督(50)は13日に選手だけで開催された“焼き肉決起集会”の食事代を全額支払うと“男気オファー”していたことが判明。ピッチ上では個別に選手との対話を重ねるなど、結束をさらに高めている。史上初となる初采配から3戦連続の完封勝利へ、チームの士気は高まった。

 森保監督の「男気」が代表戦士をシビれさせた。埼玉に移動した13日、槙野と大迫が発起人だった。リオ、東京五輪世代とW杯組の融合を図るため選手だけの焼き肉会が企画された。森保監督にも「選手だけで外に食事に出ても良いですか?」と許可を申し出たところ、帰ってきたのは太っ腹な一言だった。

 「それなら僕が払うよ!」

 焼き肉×日本代表23人分。当然、ン十万円のはず。選手のわがままを受け入れるばかりか、逆に太っ腹な提案。「さすがに選手からお願いしているので丁重にお断りしました」と槙野。結局、お代はベテラン組が支払ったが、金額うんぬんの問題ではない。指揮官の「男気」に選手との結束はより一層強まった。

 16日はウルグアイ戦。初采配からの3戦連続で完封勝利となれば日本サッカー史上初の快挙だ。男気ある指導はピッチでも繰り広げられた。この日は全体練習後に川又を個別に指導する姿が。各選手と個別の対話も欠かさない。槙野は「助けてくれよ、という声も掛けてもらいました」。男として意気に感じる言葉だった。

 選手による焼き肉会は盛り上がった。槙野は長友とともに19歳の冨安、22歳の北川とテーブルを囲み、熱く語り合った。「僕らが若手の時は(こういう機会が)なかった」と笑う。若手とW杯組の融合は進んだようだ。

 16日のウルグアイ戦。今まで4バックで戦ってきた森保監督は宝刀の3バックを採用する可能性もあるという。戦術は柔軟でも結束は固い。森保ジャパンが一つになってきた。

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2018年10月15日のニュース