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清水 さくらももこさん追悼…地元出身で深い縁 喪章着け6戦ぶり勝利捧げる

[ 2018年8月29日 07:11 ]

練習で円陣を組むヨンソン監督(中央奥)と清水イレブン
Photo By スポニチ

 J1清水は29日、敵地で横浜と対戦する。清水市(現静岡市清水区)出身で53歳で死去した国民的漫画家さくらももこさんへの哀悼の意を表して、選手たちはユニホームに喪章を着けてプレーする。

 清水といえば「ちびまる子ちゃん」。作品の舞台として街中の光景は全国の幅広い世代に知られる。クラブも創設20周年の2012年に、さくらさんからイラストやメッセージを寄せてもらった。ホーム試合では主人公まる子ちゃんマスコットがキックインセレモニーを務めるなど縁は深い。自然災害を除いて故人のために喪章を着けるのは13年4月8日に亡くなった元清水DFの山田泰寛さん(享年45)以来となる。

 チームは現在リーグ5戦勝ちなし。好機をつくりながら勝ち切れない内容が続く。ヤン・ヨンソン監督(58)は28日の非公開練習で「守備をいじるよりも、攻撃面の爆発を期待して変える可能性はある」と前線のテコ入れを示唆。FWドウグラス(30)とFWクリスラン(26)のブラジル人2トップで初先発する可能性も出てきた。

 今夏の加入から6戦4発と絶好調のドウグラスは「相方が代わってもやることは変わらない。清水のために戦う」と気合十分。5試合のうち3戦は先制しながら白星を取りこぼしており「点を取っても落ち着いて守備をすること」と強調した。

 台風で延期となった先月28日の第18節の代替試合。さくらさんと同じ清水西高出身のMF石毛秀樹(23)も「どんな内容でも良いから勝ちたい」と泥くさく6戦ぶりの白星を呼び込む。

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2018年8月29日のニュース