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なでしこ 菅沢から2発!韓国に競り勝ち4大会連続決勝進出

[ 2018年8月29日 05:30 ]

アジア大会 女子サッカー準決勝   日本2―1韓国 ( 2018年8月28日    パレンバン )

<日本―韓国>後半、韓国のオウンゴールで勝ち越し、喜ぶ菅沢(右から2人目)ら
Photo By 共同

 なでしこが苦しみながら、4月の女子アジア杯では0―0のドローだった韓国に競り勝った。先制点を奪いながら、その後は押し込まれる展開。4大会連続決勝進出にも、高倉監督は「最初はこちらの流れでゲームが進んだが、受け身になって圧力を受けてしまった。それを押し返すだけのコンビネーションをなかなか出せなかった」と試合運びの稚拙さを指摘した。

 開始早々の前半5分、MF有吉のロングフィードにFW菅沢が反応。「GKも前に出ていたし、DFも前に来ていたので」と相手最終ラインから飛び出し、右足アウトサイドでゴールに流し込んで先制した。

 しかし後半23分、左サイドを突破され、最後は韓国の“ビーナス”ことMF李?雅(イミナ)にヘディング弾を叩き込まれ同点。その後も勢いに乗る相手に押され続けたが、41分に菅沢がゴール前で右クロスを折り返すと、それが相手DFに当たりネットを揺らし勝ち越し。土壇場のオウンゴールで宿敵を退けた。

 今大会は来年のW杯フランス大会を見据えた強化の意味合いも持つだけに、内容も問われる。主力のMF阪口夢をケガで欠き、クラブ事情で海外組も招集できないなど、ベストメンバーではない中、総合力が試されている。決勝の相手は中国に決定。指揮官は「勝てたことが全て。(決勝は)粘り強くやって必ず金メダルを持って帰る」と4月に続くアジア制覇を誓った。

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