清水　さくらももこさんに捧げる６試合ぶり白星！喪章をつけてプレー

＜横浜・清水＞後半、勝ち越しゴールを喜び合う清水イレブンの頭上にはためくちびまる子ちゃんの応援フラッグ（撮影・尾崎　有希）
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　台風の影響で順延になった明治安田生命Ｊ１第１８節が２９日に行われ、清水イレブンはかつての清水市（現静岡市清水区）出身で乳がんのため５３歳で亡くなった漫画家のさくらももこさんを悼み、喪章をつけてプレーし、２―１で勝って、６試合ぶりの勝利を挙げた。

　試合前のベンチにはクラブ創設２０周年の際にさくらさんから寄せられたポスターとコラボグッズの「ちびまる子ちゃん」マスコットが飾られ、サポーターも死を悼むフラッグを掲げた中での一戦。

　前半２分に先制されるが、同２７分、金子が松原の左からの折り返しを左足で決めて今季９点目となる同点ゴール。後半４分には左クロスを胸トラップしたＦＷドウグラスが強烈なジャンピングボレーシュートで勝ち越した。

　サポーターも久々の勝利を「ちびまる子ちゃん」のまるちゃんが描かれたフラッグや人形とともに喜んだ。金子も「試合前にロッカーで北川が『おどるポンポコリン』を流していました。僕もアニメを見ていたし、みんな感じるものがあったと思う」と語った。