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DF酒井高徳 指揮官こだわる「ポリバレント」の象徴

[ 2018年6月8日 11:30 ]

侍 俺の武器

サイドバックとして左でも右でもプレー可能な日本代表DF酒井高(右)
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 メンバー23人の発表会見で西野監督が口にした「ポリバレント(多様性)」。指揮官の強いこだわりに合致するのが「4年前から経験を重ねて代表でやれる自信がある」と語るDF酒井高徳(27)だ。

 14年ブラジル大会以降(E―1選手権は除く)、左右サイドバックの先発回数は左は長友が29回、右は酒井宏が23回で最多。ただし両ポジションの次点には左6回、右15回で酒井高の名前が並ぶ。さらに17年3月のアジア最終予選タイ戦ではボランチで先発。18年5月30日のガーナ戦では右ウイングバックで途中出場し、素早い攻守の切り替えで奮闘すると積極的なクロスを供給した。

 所属クラブでは左センターバックとして3バックの最終ラインも経験するなど、利便性は西野ジャパンでもずぬけている。ポリバレントな選手はサブに甘んじることも少なくないが、本人は「ベンチから応援する気はさらさらない」とやる気十分だ。

 ◆酒井 高徳(さかい・ごうとく)1991年(平3)3月14日生まれ、新潟県三条市出身の27歳。新潟ユース時の08年に2種登録。09年からトップチームに昇格した。11年12月にドイツ・シュツットガルト加入が発表され、15年7月にはハンブルガーSVへ完全移籍。国際Aマッチ通算39試合0得点。1メートル76、74キロ。

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2018年6月8日のニュース