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【J1キーマン・仙台】MF野津田 救ってくれた監督へ2桁得点で恩返し

[ 2018年2月23日 11:30 ]

仙台の若きシャドーストライカー野津田(中央右)
Photo By 共同

 掲げた目標を達成するにはMF野津田岳人(23)の活躍が不可欠だ。仙台は今季、リーグ5位以内を目指す。若きシャドーストライカーは「それにどれだけ貢献できるか。納得できるプレーをしたい」と力を込めた。

 16年12月にユース時代から在籍した広島から期限付き移籍で清水に加入。しかし、新天地で出場機会を確保できず、17年8月に仙台へ期限付き移籍することが決まった。与えられた役割は広島時代と同じ3―4―2―1のシャドー。慣れ親しんだポジションはやはり肌に合う。すぐに輝きを取り戻し、リーグ12試合で3得点を挙げた。

 今季は期限付き移籍を延長し、再び仙台の一員として戦う。試合に出場できず悩んだ時期に手を差し伸べてくれたクラブと渡辺監督に感謝し、「この監督を勝たせたい」と意気込みは大きい。キャンプではボランチにも挑戦するなどプレーの幅を広げる努力もしている。「今季は2桁得点を狙っていけたら。今まで以上に(ゴールを)取れる自信はある」。受けた恩義は結果で返す。(井上 侑香)

 ◆野津田 岳人(のつだ・がくと)1994年(平6)6月6日生まれ、広島市出身の23歳。シーガル広島でサッカーを始め、広島ジュニアユース、同ユースと進み、2種登録だった12年にJリーグデビュー。13年にトップ昇格。同期に日本代表FW浅野拓磨(シュツットガルト)ら。新潟、清水を経て17年8月に期限付き移籍で仙台加入。利き足は左。1メートル76、71キロ。

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2018年2月23日のニュース