長谷部、振り返る豪州戦復帰までの戦い「Ｗ杯のためなら…」

ドイツへの出発前に取材に応じる日本代表ＭＦ長谷部
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　右膝痛の影響で日本代表を離脱したフランクフルトのＭＦ長谷部が４日、羽田空港からドイツへ出発。８月３１日のオーストラリア戦にフル出場し、Ｗ杯本大会出場決定に貢献したが、舞台裏では想像を絶する「覚悟」で戦っていた。

　「Ｗ杯の切符を獲るためならサッカーができなくなっても本望。それぐらいの気持ちだった。結果、無理をして良かった。意味はあったと思う」

　右膝は３月に手術を受け、懸命のリハビリで「８・３１」に間に合わせた。だが試合後には患部が腫れ、サウジアラビア遠征は出発直前に回避せざるを得ない状態だった。今後は９日のボルシアＭＧ戦を目指すが「週末にプレーできているかは僕にも分からない」とあくまで膝の状態次第。サウジアラビアと戦う日本代表には「日の丸を背負う戦い。誇りを持って勝ってくれると思う」とエールを送った。