×

ハリル監督本気 因縁サウジの歓喜阻止!守備一貫ベスト布陣

[ 2017年9月5日 05:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本―サウジアラビア ( 2017年9月5日    サウジアラビア・ジッダ )

<サッカー日本代表練習>中東の民族衣装を着た男性と記念写真に納まるハリルホジッチ監督(左)
Photo By スポニチ

 W杯出場を決めてもハリルホジッチ監督はあくまでもガチンコだ。4日に公式会見に臨み「成功した後の試合だが、W杯本大会に向けて乗り越えないといけない」と必勝を期した。午前のミーティングでは選手に「絶対に気を緩めるな」と厳命。3日のW杯欧州予選A組で、首位フランスがホームで最下位ルクセンブルクと引き分けたことを例に挙げ「W杯予選に小さいゲームはない」と語気を強めた。

 3日の練習は冒頭15分を除き非公開。関係者によると、紅白戦ではGK、DFラインは8月31日のオーストラリア戦の先発と同じ顔触れが並んだ。長谷部の離脱などにより、中盤、前線はマイナーチェンジしたが、基本的にはベスト布陣。消化試合の意識は皆無だ。

 サウジには因縁がある。06年6月にジッダに本拠を置くアルイティハドの監督に就任したが、クラブ幹部の現場介入が気に入らず半年足らずで辞任。嫌な思い出がある土地で、3日の練習でも手配していたバスが渋滞に巻き込まれて予定時間にホテルに着かず、急きょタクシー移動に切り替えるアクシデントに見舞われた。アテンドはサウジアラビア協会が行っており“揺さぶり”の可能性もゼロではない。指揮官には鼻持ちならない相手だけに、目前でのW杯出場を全力で阻止する。

続きを表示

この記事のフォト

2017年9月5日のニュース