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久保“攻めの姿勢”もう見失わない イラク戦経て取り戻した「源」

久保裕也 独占インタビュー

久保は攻めの姿勢貫き日本をW杯出場に導く
Photo By スポニチ

 日本代表FW久保裕也(23=ヘント)が本紙の独占取材に応じた。13日のW杯ロシア大会アジア最終予選イラク戦で取り戻したハングリー精神、そして人生観に言及。成長著しい若きストライカーは今、何を思うのか――。

 今季は欧州1部リーグ(プレーオフ含む)で日本人最多の23得点を記録。一躍、期待を背負う存在になった。3月23日のアジア最終予選UAE戦は貴重な決勝点を挙げ、続く同28日のタイ戦でも左足ミドルを決めた。一方で6月の親善試合シリア戦、アジア最終予選イラク戦では持ち味の攻撃力を発揮できなかった。一体、何があったのか。

 「ハリルホジッチ監督の指示を聞かないと“外される”と思ったのを感じてしまったのが良くなかった。3月の試合は良い意味でエゴを出せたけど、うまくサボりながらプレーする必要があった」

 長丁場のシーズンを終えてスタミナは空っぽ。守備に追われる時間も長く、それまでの成功体験が足かせになった。昨年11月にA代表入りして初めてつまずいた。だがネガティブに捉えてはいない。

 「ああいう時もあるんだと思った。うまくいかなかったことを経験して、次が大事になる。またハングリーにできる感じがする」

 ハングリーさは久保の源だ。J2京都を飛び出してスイスリーグで3年半プレー。そして今年1月にベルギーに新天地を求めた。現在はポルトガルの名門・ポルト移籍の報道も取りざたされている。

 「ああ、(記事は)読みました。ベルギーに残って、ロシアW杯に出て、来夏に移籍というイメージはあります。ただサッカー人生はどうなるか分からない。ヘントで出られなくなる可能性もある。W杯に行けない可能性もある。それに俺はW杯のためだけに生きているわけじゃない。もちろん、W杯は大事だし、出たい。でも欧州でどれだけ上に行けるか。W杯に行けば、より上にいけるかもしれないけど目先を見たい。“W杯のために安定したクラブに残る”というスタンスが嫌。そういうつもりで欧州に来ているわけじゃない。走り続けられるだけ走り続けて、その先にW杯がある。W杯は1カ月。でもクラブは1年間。その1カ月のために1年間を停滞させたくない。チャンスがあるならチャレンジしたい。様子を見ましょう」

 ヘントに不満を持っているわけではない。ポルト移籍を熱望しているわけでもない。「移籍」という言葉を元にした、自らの人生観である。ポジションを守ろうとして持ち味が消えたイラク戦。京都時代から培ってきた“攻める”姿勢を、もう失うつもりはない。それはアジア最終予選オーストラリア戦(8月31日)も同様だ。

 「勝てばいいだけ。でも、あんまり考えていない。すぐにヘントで試合がある。次の代表戦は練習する時間は少ない。合わせる時間もない。個々が良い状態で臨むことが大事」

 良い状態にする何よりの良薬はゴールだ。

 「クラブで得点を取っていれば代表でもイケる。得点に集中する。スマートな考え方をしないといけない」

 ▼久保 裕也(くぼ・ゆうや)1993年(平5)12月24日、山口市生まれの23歳。山口・鴻南中―京都U―18を経て12年にトップ昇格。12年7月にヤングボーイズ(スイス)に保有権が移り、期限付き移籍の形で京都でプレー。13年7月からヤングボーイズに加入し、17年1月にヘント(ベルギー)移籍。A代表には12年2月に史上2人目の高校生で選出され、16年11月の親善試合オマーン戦でデビュー。国際Aマッチ出場4試合、2得点。1メートル78、72キロ。利き足は右。

[ 2017年6月29日 09:30 ]

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