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J50クラブの経営情報開示 債務超過なし 人件費トップは浦和

[ 2017年5月26日 12:45 ]

 Jリーグは26日、16年度のクラブ経営情報を開示した。J1、J2、J3の全53クラブのうち、3月決算である柏、磐田、J3・YS横浜を除く50クラブが対象。J1、J2、J3合計の事業規模は約930億円で、15年度から約55億円増加。11年度以降6年連続の増加となった。営業費用は約915億円で、約53億円の増加。クラブライセンスが不交付となる3季連続赤字、債務超過のクラブはなかった。

 クラブ別の事業規模は浦和が約66億円で最大。鹿島が約56億円、G大阪が約51億円で続いた。昨季のJ1で最も営業規模が小さいのは甲府で約15億円だった。チーム人件費は浦和が約24億円で最高。神戸が約21億円、FC東京が約20億円で続き、クラブW杯で準優勝した鹿島は約19億円だった。

 Jリーグは今季から動画配信サービス「DAZN(ダゾーン)」を提供する英パフォーム・グループと10年2100億円の放映権契約を締結。賞金や各クラブへの配分金は大幅増となるが、Jリーグの青影宜典クラブライセンスマネジャーは「16年度がスタートする段階ではダゾーンとの契約は決まっていなかった。影響が大きく出てくるのは今シーズンからではないか」と説明した。

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2017年5月26日のニュース