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久保の代理人モラーナ氏が明かす“新エース”の成長と今後の課題

[ 2017年3月25日 07:37 ]

W杯アジア最終予選B組   日本2―0UAE ( 2017年3月23日    アルアイン )

久保の代理人モラーナ氏(左)はかつての大黒のトリノ移籍も手がけた
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 UAE戦で1ゴール1アシストを記録し、日本の救世主となった久保。代理人を務めるイタリア人のマウリツィオ・モラーナ氏が、久保の成長ぶりを明かした。

 最初に見たのは京都時代の11年。17歳だったけど、持っているスキルをどう使うかを分かっていたし、大人に交じってもビビらない。何かを持っている印象を受けた。

 切り替えもうまい。昨年8月にリオ五輪に出場できなくなった際も、突然の出来事で納得しがたい状況だった。でも思った以上に早く、頭をリセットした(翌日8月3日の欧州CLプレーオフのシャフタル・ドネツク戦で2得点)。メンタルの強さは分かっていたが、あれはボクもビックリしました。

 彼は聞く耳も持っている。昨年10月。味方がいるのにパスを出さず、シュートを選択してストップされた試合があった。試合後、監督から怒られたユウヤは納得していなかった。でも個人の結果を残すのも大事だけど、チームが結果を残すのが大事。「監督が言っていることが正しい」と言った。必要であれば、ボクは厳しく言うし、ユウヤも理解してくれる。

 移籍したヘントでは、すでにプレースタイルのバラエティーを広げていて、ワンパターンではなく、モダンなプレーヤーになれる可能性を秘めている。課題はまずパワーアップ。そして90分間の中、同じインテンシティー(強度)で決定的な仕事をすること。今後2年間で課題をどれだけ改善できるか。それによって、どういう将来かが見えるようになる。

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