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【UAE戦分析】雪辱白星呼んだPA手前の積極的守備

[ 2017年3月25日 08:38 ]

W杯アジア最終予選B組   日本2―0UAE ( 2017年3月23日    アルアイン )

UAEの日本人内でのエリア別プレー回数
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 サッカー日本代表は昨年9月の最終予選初戦にホームで1―2で敗れた相手に雪辱を果たした。前回はボール支配率60・1%と日本が圧倒しながら直接FKとPKによる2失点。FW浅野の幻ゴールを含めてやられた感じのしない敗戦だった。

 今回はUAEの支配率が55・9%。キープが巧みな相手に中盤ではボールを保持させた。UAEの日本陣内でのエリア別プレー回数を前回と比較した(図を参照)。ペナルティーエリア(PA)とPA脇のエリアを除く、日本陣内でのUAEのプレー総回数は前回の158回から今回は404回と倍増以上だったが、PA内での回数は10回から3回と激減。PA内への進入を日本が徹底的に許さなかった。前回は12回だったこのエリアでの日本のボールゲイン+こぼれ球奪取回数が今回は28回。特にDF吉田は前回の4回から11回に増え逆にPA内でのプレーはわずかに1回。PA手前で吉田を中心に守備陣が立ちはだかった。その積極的な守備は相手のミスを誘い、最終予選途中から特長となってきたショートカウンターに加え、ロングカウンターからも多くのチャンスを演出した。

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2017年3月25日のニュース