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ついに正式発表…“マリノスの顔”俊輔が磐田へ完全移籍「全身全霊を」

[ 2017年1月8日 15:08 ]

磐田への移籍が発表された中村俊輔
Photo By スポニチ

 J1横浜は8日、元日本代表MF中村俊輔(38)がJ1磐田に完全移籍すると発表した。推定年俸8000万円の2年契約、背番号は10。中村にとって国内での移籍は自身初となる。

 桐光学園から1997年に横浜M(現横浜)入りした中村は、2002年にレジーナ(イタリア)へ移籍してからセルティック(スコットランド)、エスパニョール(スペイン)と海外挑戦を続け、10年に古巣復帰を果たした。13シーズンに渡って在籍した横浜では、J1リーグ戦通算338試合に出場して68得点をマーク。昨季は左ひざや両足首負傷の影響もあり19試合4得点にとどまったが、直接FKによる通算22得点はJ1最多で、昨季もFKだけで公式戦3得点を挙げた。日本代表としても06年ドイツ大会、10年南アフリカ大会と2度のワールドカップ(W杯)に出場するなど国際Aマッチ98試合に出場して24得点をマーク。磐田の名波浩監督(44)とは同じレフティーで、日本代表時代にともにプレーしている。14年7月以後、背番号10が不在で昨季も13位に低迷した磐田では、司令塔の補強を急務としていた。名波監督は今季、中村を司令塔として起用する方針。

 中村は横浜を通じて「2016シーズンに至ってはいろいろなことがありました。社長をはじめ、強化部長、他が変わり、現場でもさまざまな変化がありました。キャプテンとして、マリノスの一員として、一人の人間として、いろいろなことに向き合って来ました。スポーツ、サッカーの本質であるべきもの、例えば楽しさ、喜び、信頼、感謝などを持ちプレーすることが、自分は何よりも大切だと思っています。自分の魂であるサッカーと現役を退くその最後の瞬間まで、真摯に、そしてなによりも喜びと楽しさを持って向き合うため、懊悩煩悶(おうのうはんもん)の末、マリノスを離れる決断に至りました」とコメントしている。

 また、磐田を通じて「自身の新たな挑戦として、ジュビロ磐田でプレーさせて頂くことを決断致しました。チームに貢献できるよう全身全霊を掛け戦いますので、宜しくお願い致します」とコメントを発表した。

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2017年1月8日のニュース