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青森山田エースFW鳴海“熱男弾”で4戦連発!初V&得点王決める

[ 2017年1月7日 05:30 ]

聖和学園戦でゴールを決めCロナポーズを見せた青森山田・鳴海(右)
Photo By スポニチ

 第95回全国高校サッカー選手権は7日に埼玉スタジアムで準決勝2試合が行われる。悲願の初優勝を狙う青森山田は東海大仰星(大阪)と対戦する。今大会得点ランキングトップのFW鳴海彰人(3年)はソフトバンクの松田宣浩内野手(33)のファンであることを告白。4戦連発弾で、チームを決勝に導き「熱男」になることを誓った。もう1試合は佐野日大(栃木)と前橋育英(群馬)が、9日の決勝切符を懸けて対戦する。

 現在、4得点と乗りに乗っている鳴海は口も滑らかだった。6日は都内で翌日の試合に向け調整。1時間ほどの軽いメニューで終えたエースFWは、好きな選手を問われ突如「ソフトバンクの松田さんです」と打ち明けた。「ホームランを打った後の熱男やるのが好きで見ています」。北海道出身だが、競技は違えど、昨季までの松田のお決まりの絶叫ポーズを見て闘志を高めている。

 狙うは4戦連続の熱男弾だ。腕立て伏せ500回、腹筋700回を自らに課す筋骨隆々のストライカーは、サッカー選手ではRマドリードのC・ロナウドのファン。ゴール後にはパフォーマンスをまねているが、実はその後「熱男って叫んでいるんです」という。昨夏の高校総体で得点王に輝き、今大会も得点ランキングのトップに立つ。卒業後は仙台大に進学予定だが、その前に昨年敗れた準決勝へ向け「チームが全国一になれば(得点王も)自然とついてくると思う」と闘志を燃やした。

 今季はクラブチームも参加した高円宮杯U―18チャンピオンシップを制したが、選手権は柴崎(鹿島)を擁した09年度大会の準優勝が最高成績。悲願の初優勝に向け黒田監督は「経験値の差を見せられたら良い。ベストメンバーでは高体連(の相手)にほぼほぼ負けていない」と揺るがない自信をのぞかせた。準決勝では「東北の熱男」こと鳴海が4戦連発ゴールで、決勝の切符を勝ち取る。

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