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佐野日大、守備重視貫く 他校から批判も「勝ったチームが強い」

[ 2017年1月7日 05:30 ]

第95回全国高校サッカー選手権準決勝   佐野日大―前橋育英 ( 2017年1月7日    埼玉ス )

 守りを固めて決勝への道を切り開く。5―4―1の守備的なシステムを採用する佐野日大は6日、都内で約3時間の調整を行った。

 以前は4―4―2だったが、昨年6月の高校総体県予選の準決勝で矢板中央に0―3と完敗。海老沼監督は「目指していたのはポゼッションサッカーだったが、このままでは勝てない」と現システムに移行。選手から反発を受けた指揮官は何度も話し合いの場を設けて、現システムで挑んだ栃木県リーグ1部で見事優勝。今大会で初の4強入りを果たし、指揮官は「やってきたことが結果になって充実感が子供たちの背中を押している」と話す。

 守備的布陣を他校から批判されることもあったが、エースのFW長崎は「何を言われたとしても、勝ったチームが強い」ときっぱり。64年度大会の宇都宮学園以来となる栃木県勢の決勝進出を果たし、歩んできた道が正しかったと証明する。

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2017年1月7日のニュース