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鹿島ピンチ!エース金崎 左足首捻挫でCS決勝第2戦欠場の可能性

[ 2016年12月2日 05:30 ]

明治安田生命JリーグCS決勝第2戦 ( 2016年12月3日    埼玉 )

CS決勝第2戦を前に左足首を捻挫で欠場が心配されるFW金崎
Photo By スポニチ

 年間勝ち点1位の浦和と第1ステージ王者の鹿島が激突する、Jリーグチャンピオンシップ(CS)決勝の第2戦が3日、埼玉スタジアムで行われる。ホームで行われた第1戦に0―1で敗れた鹿島が優勝するためには2得点以上での勝利が条件だが、エースのFW金崎夢生(27)が左足首を捻挫していることが判明。エース不在の可能性が浮上し、暗雲が垂れ込めた。

 決戦を前に鹿島が窮地に追い込まれた。1日は完全非公開で調整を行ったが、金崎は練習終了前に練習場から姿を消していた。クラブハウスに戻って治療を受けていたもようだ。関係者によると左足首を捻挫し、試合出場は厳しい状況だという。

 金崎は29日のCS第1戦の後半ロスタイムに、槙野の足に左足が掛かって転倒。しばらくうずくまり、試合後は左足を引きずりながら無言でスタジアムを後にした。翌日30日のリカバーには参加せず、左足首を包帯で固定してクラブハウス内を歩く姿があった。

 金崎は前日30日に「大丈夫」と笑顔で話していたが、回復は思わしくなかった様子だ。チームはホームの第1戦に0―1で敗れ、優勝するには第2戦で2得点以上して勝つことが絶対条件。FW陣の中で今季チーム最多リーグ10得点の27歳が欠場すれば大ピンチだ。

 土居と組む2トップの代役には赤崎、鈴木、ファブリシオが浮上。筆頭候補の赤崎は2カ月前から元日本代表FWの柳沢コーチに頼み、居残りでシュートの猛特訓を受けてきた。「最後点を取れたら、いいシーズンに変えられる」。リーグ2得点に沈んだ悔しさを、大一番にぶつけると気合を入れた。

 第1戦で敗れたチームがCSを制した例は過去になく、加えてエースが負傷した。しかし、柴崎が先発復帰する可能性があり、誰も諦めてはいない。右肩の負傷で第1戦を観客席から観戦した鈴木は言った。「もう点を取るしかない状況で、次は確実に自分の力が必要だと思っている。(肩が痛くても)やるしかない」。この試練を乗り越えた先には、味わったことのない歓喜がきっと待っている。

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2016年12月2日のニュース