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槙野全ていただき!優勝も歴代最多勝ち点「74」も狙う

[ 2016年10月22日 05:30 ]

優勝した時の予行演習とばかりにガッツポーズしてほえる槙野(左)(右から高木、駒井)
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 第2ステージ(S)優勝に王手をかける浦和は22日にアウェーで新潟と対戦する。ルヴァン杯を制して年間3冠の可能性を残す状況で、日本代表DF槙野智章(29)は全てのタイトルを奪取することを宣言。さらにクラブ最多勝ち点の「72」、J1記録の勝ち点「74」到達も視野に入れ、歴代最強を証明する覚悟を見せた。

 鉄は熱いうちに打つ。浦和はルヴァン杯を制覇し、既にチャンピオンシップ出場を決めている。それでも槙野は「タイトルを取りこぼさないようにしたい。貪欲に、獲れるものは全て獲る」と言い切った。最大の目標はリーグ、天皇杯と合わせての年間3冠。王手をかけている第2S制覇は通過点にすぎないが、確実に手にしてCSへ弾みをつける構えだ。

 尻すぼみに終わった過去のイメージを消し去る。13年は残り3節で首位に立つ可能性を残しながら、3連敗で6位に転落。リーグ制覇に王手をかけた14年もG大阪との直接対決に敗れて逆転優勝を許した。昨季もG大阪にCS準決勝で敗退。「ルヴァン杯が終わってから大切な1試合目。“失速の浦和”を払しょくするためにも、一歩前進した姿を見せたい」。ルヴァン杯ではクラブ9年ぶりの主要タイトルを獲得。それだけで終わらせるつもりはない。

 目先の1勝だけでなく、さらなる高みも見据えている。リーグ31試合を終え、浦和の年間勝ち点は「67」。残り3試合の結果次第では、チーム最多勝ち点の「72」、さらには昨季の広島がマークした歴代最多の「74」超えの可能性も残されている。31試合での失点数「26」は全クラブで最少となっている。「昨年の結果を全て上回りたい。数字でも上回りたい」。第2期黄金時代到来にふさわしい内容と結果を叩き出す自覚を見せた。

 今節は残留争い中の新潟とのアウェー戦となるが、「堅い守備をこじ開けるコンビネーションと質がある」と味方の思いを代弁した。浦和の千両役者が、NHK総合で中継される一戦で、その強さを全国に知らしめる。

 ▽浦和の今日(22日)の優勝決定条件 浦和がアウェーの新潟戦に○で勝ち点37とすることが最低条件。その上で2位神戸が仙台戦で△か●、3位川崎Fが広島戦に△か●で、2試合を残して浦和の第2ステージ優勝が決まる。

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2016年10月22日のニュース