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J3盛岡、スキャンダル発覚翌日にJ1撃破 神川監督「反骨心があるから」

[ 2016年9月3日 21:37 ]

第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦 盛岡5―2仙台

(9月3日 ユアスタ)
 J3リーグ戦で16チーム中13位に低迷している盛岡が、J1仙台に5―2で圧勝して天皇杯の3回戦進出を決めた。

 盛岡は前半13分に牛之浜のゴールで先制。5分後に追いつかれたが、前半26分に梅内、32分に安楽と立て続けに決めて3―1で前半を折り返し。後半19分には梅内の2点目、29分には鈴木のゴールが決まって一時は4点差をつける大勝となった。

 神川明彦監督(50)は「選手たちが練習の成果を思う存分出してくれた」と目をうるませ、勝因を聞かれると「練習してきたことを規律をもってやったことです」とキッパリ。試合前日の2日には、先月辞任した当時の副社長がクラブ運営会社の資金約2400万円を私的流用していたというスキャンダルが発覚したばかり。だが、チームは逆風を乗り越え、ジャイアントキリング(番狂わせ)という結果を出した。

 選手たちも「すごく楽しい時間だった。皆の勝ちたい気持ちが相手を上回った」(安楽)「頑張って走って点が取れて良かった」(梅内)と笑顔。

 日本代表DF長友(インテル・ミラノ)の恩師で、明大監督時代にも何度も番狂わせを起こしてきた神川監督はその秘訣を聞かれると「反骨心があるからです!」と言い切った。

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2016年9月3日のニュース