鹿島、第１ステージ優勝も通過点　小笠原「目標はここじゃない」

第１ステージ優勝を決め、喜ぶ鹿島イレブン

　明治安田生命Ｊ１第１ステージ最終節 鹿島２―０福岡

（6月25日 カシマ）
　前半２７分、ＭＦ柴崎の右ＣＫを頭で決めて先制点。試合の主導権を握り、ステージ優勝を引き寄せるゴールを決めたＤＦ山本は「岳（柴崎）がいいボールを蹴ってくれたんで決めるだけでした。練習からイメージしていた通り、いい形で決められてよかった」と喜んだ。

　同３７分には土居のゴールで２点目を奪い。守備陣は福岡の攻撃を完封して勝利。ＤＦ植田は「優勝の決まる試合を無失点で勝てたことはＤＦとしてうれしい。最高です」と胸を張った。

　０９年を最後にリーグ戦のタイトルから遠ざかったいたが、ベテランと勢いのある若手の力が融合してチームの持ち味である勝負強さが復活。３７歳のＭＦ小笠原は「素晴らしいスタッフと、素晴らしい選手たちと、素晴らしいサポーターとみんなで掴み取った優勝だと思うんで、非常にうれしく思います」と静かに喜びをかみしめながら「まだシーズンは続くので、ボクらの目標はここじゃないし、セカンドステージも獲って、その先も勝ちに行けるように…」と前を向いた。