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福岡FW金森、8強へ導く2得点1アシスト リオ五輪行き「諦めていない」

[ 2016年6月5日 16:35 ]

ナビスコ杯予選リーグ最終節 福岡4―2新潟

(6月5日 レベスタ)
 福岡のU―23日本代表FW金森健志(22)が新潟戦で2ゴール1アシストの大活躍。チームをクラブ史上初のナビスコ杯8強へと導くとともに、8月に行われるリオデジャネイロ五輪のメンバー入りを強烈アピールした。

 ナビスコ杯予選リーグB組は、最終節を前に首位・川崎Fから6位・福岡まで勝ち点2差に6チームがひしめく大混戦。8強入りには勝利が最低条件という中、前半6分にバックパスを奪われる形で先制点を許す苦しい展開となったが、厳しいムードを一変させたのが金森だった。

 まずは前半16分、ロングパスに反応して右足で同点弾を決めると、19分にはスルーパスで平井の逆転ゴールをアシスト。37分には平井が落としたボールを右足で決め、チームを4―2での逆転勝利に導いた。

 「自分のところにボールが来ると信じて走った。狙ってて良かった」と振り返った金森。5年ぶりにJ1復帰を果たしたチームは現在J1リーグ戦で最下位に沈んでいるが、大逆転でのナビスコ杯8強入りを「リーグ戦につなげることができれば」と気合を入れ直した。

 個人的にも、結果を残さなければいけない大きな理由がある。5月11日のガーナ戦ではU―23日本代表メンバー入りしたが、続くトゥーロン国際大会(フランス)では落選。すべての試合がメンバー生き残りを懸けた挑戦となる。「まだまだ自分にもチャンスがある。僕自身も諦めていない」と話した22歳は、「必ず自分が五輪に出る。そのためにはまずはチームで結果を残さないといけないので、もっともっと点を取って、次もきょう以上の活躍をしたい」と闘志を見せた。

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2016年6月5日のニュース