×

充実フル出場!U23初選出の際、右SBで室屋&松原の穴埋める

[ 2016年3月16日 05:30 ]

U―23日本代表候補に選ばれたファン・ウェルメス・ケルケン際(左)

オランダ2部 ドルトレヒト1―1ゴーアヘッド

(3月14日)
 U―23日本代表に初選出されたオランダ2部ドルトレヒトのDFファン・ウェルメスケルケン・際(21)が14日、ホームでのゴーアヘッド戦にフル出場した。

 3バックの右に入り、対峙(たいじ)した相手FWウォルタースを封じるなど安定したプレーを披露。武器のロングスローで何度もゴール前にボールを送り「まずまずの出来」と充実の表情を見せた。

 山梨県・甲陵高時代に筑波大一本に絞っていた受験に失敗し、父の母国であるオランダ行きを決断。13年6月からドルトレヒトに在籍して、昨年6月にプロ契約を勝ち取った。現在は欧州サッカー連盟が提携するデンマークの通信制大学でスポーツマネジメントを学ぶ。

 高校時代にフットサルシューズを履き土のグラウンドで50メートル5秒9で走ったというスピードが持ち味。FW、センターバック、GK以外の位置をこなす万能タイプだ。手倉森ジャパンでは室屋(FC東京)、松原(新潟)の故障離脱もあり、右サイドバックでテストされる可能性が高い。過去に世代別の代表歴のない異色の欧州組は「良い時期にチャンスをもらえた。モノにしたい気持ちは強い」と力を込めた。

続きを表示

2016年3月16日のニュース