川澄、決意新た「最後まで全力で戦う」大久保＆俊輔から刺激も

なでしこジャパンＭＦ川澄奈穂美

　４大会連続の五輪出場が絶望的となった、なでしこジャパンのＭＦ川澄奈穂美（３０＝ＩＮＡＣ神戸）が５日、自身のブログを更新。「最後まで全力で戦います！！」とベトナム、北朝鮮と対戦する残り２戦も全力を尽くすことを改めて宣言した。

　４日の中国戦に１―２で敗れ、まさかの３戦未勝利（１分け２敗）でリオの地が視界からほとんど消えてしまったなでしこジャパン。数字上はわずかに逆転の可能性を残すが、７日に行われるベトナム戦のキックオフ前にも「絶望的」が「絶望」に変わる厳しい状況だ。

　そんな中、連日ブログを更新してきた川澄。中国戦から一夜明けたこの日は「試合ごとに観客数も増え、応援も大きくなる中で、勝つことができず悔しい気持ちでいっぱいです、、それでもみなさんのコメントを見て、『まだまだ』『もっともっと』という気持ちから勇気をもらってます！！」と現在の素直な気持ちをつづると、「どんな状況でも、私はなでしこを応援してくださるみなさんとなでしこの仲間たちを信じて最後まで全力で戦います！！伝えたい思いがありすぎますが、ここでペラペラ話すのも小っ恥ずかしいので、感謝の気持ちをプレーで表現したいと思います」と続けた。

　５日に行われたＪ１第１ステージ第２節では、川崎ＦのＦＷ大久保嘉人（３３）が歴代トップに並ぶＪ１通算１５７ゴール目を決め、横浜のＭＦ中村俊輔（３７）は自身のＪ１歴代記録を更新する通算２１本目となる直接ＦＫ弾をマーク。テレビ観戦したという川澄は元日本代表のベテラン２人が奮闘する姿に刺激を受けたようで、「大久保選手のゴールが決まった時は本当にシビれて叫んでしまいました」「中村選手のＦＫには思わず起き上がって唸ってしまいました」とし、「やっぱりサッカーおもしろい！！」と続けた。