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FC東京 19歳DF小川が開幕戦メンバー入りへ「いつも通りやるだけ」

[ 2016年2月26日 15:53 ]

 FC東京の高卒2年目DF小川諒也(19)が、27日のJ1開幕戦、ホームの大宮戦でプロ入り初のメンバー入りを果たす可能性が高まった。DF駒野友一(34)が23日のACL1次リーグ初戦・全北戦で右ふくらはぎを負傷。サイドバックが手薄となったことで、チャンスが巡ってきた。

 小川は昨季、その年の全国高校選手権で活躍した流経大柏高から加入。左利きの左サイドバックで、精度の高いキックと高い身体能力を誇る。1年目の昨季はカップ戦でもメンバー入りを果たせなかったが、2年目の今季は「昨年あまり理解できなかったポジショニングのこととかも、だいぶ分かるようになってきた。ゲームに入っても違うし、ボールのもらい方も良くなってきて、自分のプレーも楽になってきた」と成長を実感している。

 そんな中で得た開幕戦でのベンチ入り。「人生で緊張したことはない」と断言する強心臓の持ち主は、大宮戦に向け「別に緊張はしていない。いつも練習でやっていることを出せれば。いつも通りやるだけです」とこともなげに意気込みを語った。

 昨季まで左サイドバックには、キッカーを務め、攻撃の軸も担った絶対的な存在・太田宏介(28)がいた。その太田がオフにオランダ1部のフィテッセに移籍。太田超えを目標にやってきた小川は「太田選手が移籍してから、(今年の)開幕メンバー入りを目標にやってきた。近くに目標がいたけど、(太田が)移籍すると決まって、次は自分が出ていかないと、と思っていた。(太田を)近くで見たものを生かしていかないといけない」と力を込めた。

 昨年の1年間で、筋肉トレーニングの成果もあって体重も4キロ増え、さらにがっちりした体型に進化を遂げた小川。今シーズンへ「チャンスをつかめるかどうかで今後が変わる。ベンチにまず入り続けること。チャンスをつかんで離さないという気持ちでやりたい」と飛躍を誓った。

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2016年2月26日のニュース