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なでしこ佐々木監督 アジア勢攻略へ「ロングパス」徹底

[ 2016年1月20日 05:30 ]

練習後に笑顔でランイングする選手たち

 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選(2月29日~3月9日、大阪)に臨むなでしこジャパンが沖縄・石垣島合宿2日目に2部練習を行った。始動翌日の午前に早くも戦術メニューを解禁した佐々木監督は、攻撃時のロングパスを徹底。アジア勢攻略へ、ショートパスが基本戦術のチームに新たな要素を取り入れた。

 自分たちで作ったスペースに後方から長いボールを送り、そこにFWが走り込む。指揮官は選手に「サイドMFが相手のサイドバックを引き出して、そのスペースにFWがタイミング良く入れ」と指示。ボランチやサイドバックが前線でロングパスを受けるパターンも練習した。最終予選で対戦するチームは日本に対して守備を固めてくることが予想される。攻撃が行き詰まる展開も十分にあり得るだけに、今まで以上に戦術に幅を持たせようと指揮官は動いた。

 MF安藤は「日本の細かいパスサッカーは研究されている。攻撃のバリエーションを増やしていきたいし、きょうは新しいパターンもあった」と説明した。4大会連続の五輪切符獲得へ、やれる準備は全てやっていく。

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2016年1月20日のニュース