武藤“岡崎流”で岡崎超え!痛み止め服用し高原以来2人目ハット

[ 2015年11月2日 05:30 ]

アウクスブルク戦の後半、自身3点目のゴールを決めるマインツの武藤(左から2人目)

ブンデスリーガ マインツ3―3アウクスブルク

(10月31日)
 マインツの日本代表FW武藤嘉紀(23)が31日、敵地のアウクスブルク戦でブンデスリーガでは06年の高原直泰(フランクフルト、現J3相模原)以来日本人2人目となるハットトリックを達成した。10月24日のブレーメン戦に続いてリーグ戦2試合連発。FW岡崎慎司(29=レスター)から得点のヒントを得たFWが、今月中旬に控える日本代表のW杯ロシア大会アジア2次予選へ弾みをつけた。
【武藤 日程と成績 ブンデスリーガ順位表 得点ランク】

 武藤がドイツ移籍わずか4カ月で大仕事をやってのけた。06年12月に高原が達成して以来、岡崎も香川も成し遂げられなかったブンデスリーガでのハットトリック。シュート4本で偉業を達成した武藤は「もちろんうれしい。(日本人)2人目ということは知らなかった」と笑みを浮かべた。

 前節で左足首を負傷して以来、全体練習に完全合流したのは試合前日だけ。痛み止めを服用してピッチに立った。それでも前半18分、左クロスにファーで反応し、滑り込んで先制点を決めると、同30分にはシュートのこぼれ球を右足ダイレクトで2点目。2―3で迎えた後半ロスタイムには、ゴール左前から右足で起死回生の同点弾を叩き込んだ。敗色濃厚のチームを救い「痛みはあったけど、出るからには痛みのせいにしたくなかった。いい結果になって良かった」と安どした。

 裏に抜け出すスピードとドリブルが最大の武器だが、1、2点目はいずれも相手のマークを外してフリーになり、ワンタッチで合わせたもの。以前は少なかった形での得点だがそのヒントはマインツ時代に27得点を挙げた岡崎から得ていた。「岡崎選手のゴールシーンを(映像で)よく見るうちに、こういうゴールが決まってきているので影響しているのかな」。日本代表で1トップを争う先輩から、ゴール前でフリーになる極意を盗んで“岡崎超え”を果たした。

 1日付のキッカー誌(電子版)は「武藤が“寿司ボンバー”のようなことをやってのけた」と高原の愛称を引き合いに出して称賛。シュミット監督も「11試合で6ゴールという成績だけで十分に凄い」と称え、DFブンガートも「彼はチームにとってプライスレスだよ」と絶賛した。それでも本人は「一喜一憂せず、チームのために得点を取り続けられたら」と貪欲。23歳の勢いは、とどまることを知らない。

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