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J2北九州「ぶちくらせ」横断幕強制撤去 京都戦応援で掲示

[ 2015年11月2日 20:36 ]

 北九州市で1日、サッカーJ2の京都サンガFCと戦ったギラヴァンツ北九州のサポーターの一部が「ぶちくらせ」という横断幕を掲げ、クラブ側が強制撤去したことが2日、分かった。「殴り倒せ」というニュアンスもある北九州の方言で、クラブ側は暴力的な印象があり、公序良俗に反するとして、10月30日に横断幕や応援コールの禁止を発表していた。

 1日は禁止後初めての試合。サポーターの一部は試合開始直前に「ぶちくらせ」の横断幕を掲げたり、コールを始めたりした。クラブ側は横断幕の撤去を求めたが、拒否され、ハーフタイムに回収した。混乱はなかったという。

 ただ、応援コールはやめなかった。クラブの担当者は「無理に止めると試合の妨げになると判断した。今後、対応を検討したい」としている。

 「ぶちくらせ」の応援は恒例で、クラブ側はこれまで応援団体に使用中止を複数回にわたって要請。団体側は「『相手を倒せ』という意味で使っている」と反発して合意に至らず、クラブ側が禁止に踏み切った。

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2015年11月2日のニュース