FIFA会長横領など疑いで聴取 スイス検察発表

[ 2015年9月26日 09:41 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件で、スイス検察当局は25日、横領や背任の疑いでブラッター会長の捜査を始め、事情聴取したと発表した。FIFA本部の捜索も行い、文書などを押収した。

 ブラッター会長は6月に辞意を表明。一連の汚職事件への関与を一貫して否定しているが、FIFAのトップに捜査が及び、新たな局面を迎えた。同会長に早期退陣を求めるといった批判が強まる情勢となった。

 検察当局の声明によると、ブラッター氏は2011年2月に欧州サッカー連盟(UEFA)のプラティニ会長にFIFAの資金200万スイスフラン(約2億4800万円)を不法に支払ったとされる。ブラッター氏が05年にカリブ海サッカー連合と結んだ契約が、FIFAの利益に反する行為だったことも疑われている。

 ブラッター氏の聴取はスイスのチューリヒで開催されたFIFA理事会後に行われ、プラティニ氏からも事情を聴いた。英BBC放送(電子版)によると、ブラッター氏の弁護士は「契約は適切で、不正はなかった」との声明を出し、プラティニ氏は「全てのことを明確にできた」とコメントした。

 当初は理事会終了後に予定されていたブラッター氏の記者会見は急きょ、中止に。スイス当局が聴取を公表したのは、会見中止発表の約1時間半後だった。

 英BBC放送は、ブラッター氏に捜査が及んだことについて「驚くことではない。彼はさまざまな疑惑の象徴」と論じた。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネ(電子版)は「解体せよ!」との見出しを立て「新たな連盟の設立が必要だ」と報じ、FIFAの抜本的な出直しの必要性を指摘した。

 FIFAは来年2月26日の総会で、新たな会長を決める選挙を行う予定。プラティニ氏は会長選出馬を表明している。(共同)

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