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日本初戦の競技場に疑惑 ブラジルW杯、不正契約か

[ 2015年8月15日 10:01 ]

 昨年ブラジルで開催されたサッカーのワールドカップ(W杯)で、日本が初戦を戦った北東部レシフェの競技場ペルナンブコ・アリーナの建設工事をめぐって不正な契約が行われた疑いが浮上、警察当局は14日、関係先を家宅捜索した。

 警察や地元メディアによると、捜索を受けたのは建設最大手オデブレヒトのレシフェ事務所や、レシフェを州都とするペルナンブコ州の政府機関など。同社は、ブラジル政界を揺るがしている国営石油会社ペトロブラスの汚職事件への関与も指摘されており、社長が逮捕されている。

 契約は2010年に同州とオデブレヒトの関連会社との間で締結された。オデブレヒト側に対する有利な取り計らいがあったとされるほか、契約額が約4300万レアル(約15億3千万円)水増しされていた疑惑が持たれている。

 オデブレヒトは新たな疑惑をめぐる不正を否定した上で、捜査に協力する姿勢を示した。(共同)

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2015年8月15日のニュース