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ハリルJに福の“紙” 9・8W杯2次予選アフガン戦へお尻対策

[ 2015年8月15日 05:30 ]

W杯アジア2次予選アフガニスタン戦に向けたイラン遠征に大量のトイレットペーパー持参するハリルジャパン

 日本代表がW杯アジア2次予選アフガニスタン戦(9月8日、テヘラン)に向けたイラン遠征にトイレットペーパーを大量に持ち込む計画があることが14日、判明した。排便後にお尻を紙で拭くのではなく水で流す文化が浸透する現地での生活ストレスを軽減するための措置。約10年ぶりのイランでの国際Aマッチに備えてピッチ外でも万全の対策を進める。

 より良いコンディションでピッチに立つための試みだ。9月にW杯アジア2次予選2試合を控える日本代表は3日のカンボジア戦(埼玉)後に、8日のアフガニスタン戦(テヘラン)に向けてイラン遠征に出発予定。日本協会関係者は「イランのトイレットペーパーはメチャクチャ硬い。お尻が切れる人もいるので、日本から持ち込んだ方がいい」と明かした。

 イランでは排便後に紙を使わず、水でお尻を流すのが一般的。公衆トイレなどではトイレットペーパーが配備されていないことが多い。在日イラン大使館関係者も「外国人向けの高級ホテルではトイレットペーパーはあるが、日本のものと比べると紙は格段に硬い。日本人が滞在する場合はトイレットペーパーを持っていくことをお勧めしています」と説明した。

 日本代表がイランで国際Aマッチを行うのはジーコ政権下の05年3月25日のW杯アジア最終予選イラン戦(●1―2)以来、約10年ぶり。ここ数年、滞在機会の多い同じ中東のカタール、オマーンなどで“トイレットペーパー問題”に直面した経験はないが、最悪の事態を想定して紙の持ち込みを検討している。

 日本は6月16日のW杯アジア2次予選初戦で格下のシンガポールとホームでまさかの引き分け。9月の2試合で勝ち点を積み上げられなければ、6大会連続のW杯出場に暗雲が垂れ込めるだけに、霜田技術委員長は「簡単に勝てる試合は一つもない」と気を引き締める。昨夏のW杯ブラジル大会でデング熱を警戒し、虫よけスプレーを用意するなど過去にもピッチ外の対策を施しているが、トイレにまで気を配るのは異例。敵地で集中力を切らさないためにも、尻を切るわけにはいかない。

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2015年8月15日のニュース