関根　史上初の快挙達成へ！５月ＭＶＰ“御礼弾”でＶ決める

試合形式の練習でボールを追う浦和ＭＦ関根

　第１ステージ優勝に王手をかけている浦和は２０日、アウェー神戸戦に臨む。１７日に発表された５月の月間ＭＶＰでは、ＭＦ関根貴大（２０）が１３年の制定以降最年少で受賞。今季も３月が武藤（ＦＣ東京）、４月が宇佐美（Ｇ大阪）と歴代受賞者の１３人中１２人が日本代表に選出されており、“Ａ代表切符”とも言える戴冠となった。神戸戦では月間ＭＶＰの御礼弾を狙う。

　「素直にうれしい。インパクトでは（同じくノミネートされた）武藤（雄樹）君だと思ってたので。５月だけだったねと言われないようにしたい」。５月は３戦連発を決めたが、今月は無得点。それだけに優勝を決める一戦は真価の見せどころだ。２２日には選出が期待されるＵ―２２日本代表のメンバー発表も待つ。発奮材料はそろった。

　１６日の日本代表―シンガポール代表戦（埼玉）は一人、最前列で観戦した。「身近に感じた。自分もあのピッチに立てるようになりたい」。敵地の神戸戦は０８年以降、１分け５敗の鬼門だが「神戸とは同じ布陣。両ワイドを制すれば勝てる」と自信をみせた。引き分け以上で史上初の無敗Ｖが決まる。右ワイドで先発濃厚なＭＶＰ男がジンクスを吹き飛ばす。