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常盤木学園・白木が劇弾 PK戦で競り勝ち2年ぶり決勝へ

[ 2015年1月8日 05:30 ]

<常盤木学園・藤枝順心>後半ロスタイム、同点弾を決め白木(左)

スポニチ後援第23回全日本高校女子サッカー選手権準決勝  常盤木学園1―1(PK5―4)藤枝順心

(1月7日 ノエスタ)
 スポニチ後援第23回全日本高校女子サッカー選手権準決勝2試合が行われ、常盤木学園(宮城)が昨年度準優勝の藤枝順心(静岡)を撃破し、2年ぶりの決勝へ進出した。0―1の後半ロスタイム、U―19日本女子代表FW白木星(あかり、3年)が劇的な同点弾。PK戦の末に5―4で競り勝った。日ノ本学園(兵庫)は村田女(東京)に3―0で快勝し、全国総体に続く2冠に王手。決勝は11日にノエビアスタジアム神戸で行われる。

 今春なでしこリーグの浦和入団が内定している白木が、土壇場でチームを救った。0―1の後半ロスタイム、DF裏に抜け出した小林里のパスを受け、左足でゴール中央へ突き刺した。得点ランク単独トップの6点目。「最後の最後まで諦めない気持ちだった」。ハットトリックを達成した前日の準々決勝・聖和学園戦に続き、エースが大仕事をやってのけた。

 1年生だった12年度大会では決勝で先制点を挙げ連覇に貢献。だが、前回大会ではわずか1得点に終わりチームも準決勝で藤枝順心にPK戦で敗れ、3連覇を逃した。雪辱戦となったこの日は相手に終始ボールを支配され、自身も激しいマークを受けたが、ワンチャンスをものにして勝利をもぎ取った。

 決勝の相手は日ノ本学園。「今までやってきたサッカーを体現して、PK戦ではなく(90分間で)しっかり勝ちきりたい」。「星のように明るく元気に」という願いを込めて星(あかり)と命名された背番号10が宮城の強豪を2大会ぶり6度目の頂点へ導く。

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2015年1月8日のニュース